フェスクスストロー
イネ科寒地型多年草。牧草として用いられるほか芝生用としても利用されています。種子採取後の茎の部分を乾燥、圧縮しベール状にしたもので、オレゴン州では、以前は種子採取後のストロー(ライグラスを含む)を焼却処分してましたが、環境問題の高まりで処理出来なくなり、時を同じくして、安価な牧草類を探していた日本サイドとの思惑が一致して輸入されるようになりました。
産地 | オレゴン州(ウィラメットバレー周辺) |
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播種 | 3月中旬~4月上旬 |
刈取り | 6月下旬~9月上旬(年一回) |
出荷 | カッティングから約1ヶ月 |
荷姿 | 40~50kg/ベールダブルベール 25~30kg/ベールハーフベール |
グレード | サウンド品とその他の区別以外は、特にグレード分けはありません。 |
品種 | ●トールフェスク ヨーロッパ~シベリア原産。高さ0.5~1.8mの多年草で、夏期の高温乾燥に強く、耐湿性 も強い。 ●メドウフェスク ヨーロッパ~シベリア原産。高さ0.6~1.5mの多年草。冷涼多湿の気候に適し、早春から 晩秋まで長く生育し、放牧用としても最適な牧草の一つです。 ※乾牧草とした場合、両者の区別は困難である |
その他 | 年間10万トン以上輸入されており、そのうち99%以上はアメリカからの輸入です。梱包状 態はダブルベール、ハーフベールで流通しています。また若干ですがフェスクヘイも輸入されています。 |
成分値(%)
水分 | 粗蛋白質 | 粗脂肪 | 可溶無窒素物 | 粗繊維 | 粗灰分 | ADF | NDF | TDN |
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15.5 | 7.9 | 1.4 | 38.6 | 30.1 | 6.5 | 35.5 | 56.9 | 46.0 |
日本標準飼料成分表より抜粋
用語解説
粗蛋白質
飼料6成分の1つで、窒素含量に6.25倍したもの。アマイドその他蛋白質以外の窒素化合物も含まれる。
粗繊維
飼料6成分の1つで1.25%の硫酸と1.25%の水酸化ナトリウムに不溶のもの。
可溶性無窒素物
飼料6成分の1つで弱酸、弱アルカリに可溶な成分のうち、 窒素化合物を除いたもの。
ADF (酸性デタージェント繊維)
細胞壁物質のうちヘミセルロースを除いた部分。すなわちセルロースとリグニンに該当する。
粗脂肪
飼料6成分の1つで、エーテルで抽出されるもの。真正脂肪以外ワックス、高級脂肪酸、色素などが含まれる。
粗灰分
飼料6成分の1つ。飼料を燃焼させて残った灰分でこの中には少量の炭素や土砂などに由来する灰分も含まれる。
TDN (可消化養分総量)
飼料のエネルギー含量を示す1単位。
NDF (中性デタージェント繊維)
NDFは、ヘミセルロース、セルロース、リグニンおよび熱変性蛋白質よりなる。
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